幽霊


女の人の気配が消えて


お母さんに声をかけました。



「ママ、起きて!」

「なーに?」

「ママ―!!」



お母さんは、起きてくれて



後日、仲の良かった友達に言ったら


「それは“口裂け女”だよ」

「それホント??」

「だって、手に刃物もってたんだろ?」

「うん・・・」

「間違いないよ。てか、夢じゃないの?そんなのホントに居ないって」


といわれました。



けれど、逃げたときに転んで

すりむいた傷があって


あれは、夢じゃないと思いました。


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