わがまま姫の恋
わがままだらけ・・・
『苺~早く起きなさぁぁい!!!!!!!!ご飯がさめるぅ!!』

「はぁぁぁぁい!!!!!」

お母さんの怒鳴り声で起きた苺。実は、お母さんは元ヤンキー。キレると、とてつもなく怖い。

そして無事にご飯を食べた苺は・・というと・・・・。

「さぁて、今日は誰に迎えに来てもらおうかなぁ。」

と言って、ケータイの画面をを開く。苺のケータイはデコりスギ。テーマは姫系でキラリと光っていてよく目立つ。でも本人はまったく気にしていない。。

ケータイの画面には男の名前がズラリ。

そしてすばやくピピッと・・・

「光くぅぅン??今日迎えにきてくれなぁぁい???」

『うん!わかった!いますぐ行くねぇ!!』

「はぁい♪待ってるね☆チュッ♪」

そう言ってケータイにキスをした。これで男はイチコロ☆


しばらくして、光君がやって来た。

ピンポーン

『苺ちゃぁん』

「おそい。すぐって言ったぢゃんか!!」

苺は少しキレながら言った。

『そっっそれより、告白の件、どーなった??僕の記憶では、まだ返事もらってない。』

苺は無視して歩き続けた。

告白の返事なんてとぉっくの昔に決まっている。こんなブサイクでしつこい男なんて、答えはNoだ。だけど、男はつかえる。かわいい女の子を守ってくれる。

「男なんて、恋愛するためにいるんじゃない。かわいい女の子がピンチになったときの保険よっ、保険!」

苺はそう思った。

『ぇ?なに?苺ちゃん。』

どうやら苺は、思ったことを口に出してしまう性格のようだ。

「う…ううん。なんでもなぁい♪光クンのことは、大好きだけど、友達でいたいんだぁ…。だめかなぁ?」

答えなんて、聞かなくても苺には分かっている。
『そんなッッ!だめなんかじゃないよ!!これからも、苺ちゃんを守っていくよ!』

「ありがとう。光クン♪」

こんな性格だから、苺はまともな恋をしたことがない。勿論、しようとしたこともない。そんな苺が、恋をしてしまうとは、この時、だれも予想していなかった…。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop