【完】私なりの愛のカタチ。
まつりのお見舞いに行ったときから、
時が経ち、
冬休みも終わりに近づいてきた日の午前中。
ほんと言うと、
圭ちゃんに言うつもりだったんだけど、
なかなか、圭ちゃんに連絡をする勇気が出なかった。
告白を迷ったわけじゃなくて、
あの日、圭ちゃんから目を背けてしまった事。
それがずっと心にあった。
「……でも…言わなきゃ。
私も離れなきゃ…」
私はケータイの画面に圭ちゃんの欄を開いた。
よし………連絡しよう。
今…今だ。
私は思い切って電話をかけるボタンを押した。
ドキンドキン…………