【完】私なりの愛のカタチ。




だから私は誘ったり話したりするのは
出来るだけ避けようと思って。



「…あ、圭ちゃん…」



私は廊下の奥に居る圭ちゃんを見つけた。


遠くて顔なんて見えやしないのに、
圭ちゃんだってすぐに分かっちゃう。



私は圭ちゃんとは会わないようにして
ササッと教室に入った。



会いたいけど、
会いたくない。



会ってしまうと何を口走っちゃうか分かんない。



絶対もう会っちゃダメ……


私が、
自分自身が


笑顔になれるまでは………




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