窓際の王子


ガラッ


そのとき教室のドアが開いた。



みんながふとそこを見る。

俺も同じく、無意識に目をやった。




あ、


隼斗。




隼斗は真っ直ぐ俺のところに歩いてくる。


いや、俺のところじゃない。


自分の席にか。


隣だもんな。



「隼斗…」



なんと言っていいのかもわからず、

名前を呼んで見る。




「おう、どーした。」


表情一つ変えない隼斗は、やっぱりいつも通りで


彼女がいるなんて想像もできない。


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