神様のいたずら
「はい、わかりました。」

転校生は、先生からチョークを受けとると、鞄を床に置いた。

そして、黒板に名前を書き出した。

九条神乃。

「くじょうかみの・・・?」

わたしは、少し首を傾げてつぶやいた。

「どうかしたか?桜井。」

「えっ。」

わたしは、目を見開いて背筋を伸ばした。

「いえっ・・・何も・・・。」

わたしは、背筋を伸ばしたままうつむいた。

「・・・。」

わたしは、ゆっくりはるるんを見た。

「・・・!?」

はるるんは、わたしを見てニヤニヤ笑っていた。

「な、何・・・?!」

「いやー・・・何でもなーい。」
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