神様のいたずら
「えっ。」

わたしは、不意に顔をあげた。

そして、隣の机を見た。

わ、わたしの隣の席・・・?




ホームルームが、終わるとわたしはため息をついた。

「はあー・・・。」

「チョコちゃん。」

「何・・・?」

わたしは、はるるんを見る。

「よかったね。」

「何が?」

「言わなくても、分かってるくせに~。」

はるるんは、ニコニコ笑いながら言う。

「だから、なんの話?」

「今、言っちゃってもいいの?」

「何よ、言いたいことがあるならはっきり、言ってよ。」

わたしは、少し疲れぎみで返す。

「転校生と、席が近くになれて。」

「え?」

わたしは、はるるんを見る。
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