歌姫の恋物語〜一生の想いを唄にのせて〜


でも、みんな良い曲で、聴いててスッキリするというか。


そんな事を考えていると、いつの間にか
スタジオに着いていた。

車から下りて


「高城、今日のCMってなんの?」


「え?えーとたしか化粧品だった気が…うんそうそう!化粧品のCMで女の子のモデルも交代してるってさっき連絡もらったよ!」


「へぇ。」


女のモデルまで変わってんのかよ。

ある意味すごいCMだな


「うん!でね……ちょっと遅れてるから急いでくれる?」

遠慮気味に聞いてきた高城。


「走れってことか?ふーん、わかった。」

とわざと威圧感を上げて言ってみた

すると
「え?そうですね。走りましょうって事です。じゃ、お先に!」


いきなり敬語になって挙句の果て
先に走って行ったよ。

まぁでも、すぐ追いついて越した。


そのままフロントに行って何番スタジオ
なのか聞いてからそこを目指して歩く。


そこで、やっと追いついてきた高城。

「3番スタジオだってさ。」

「え?きいてくれたのかい?たまにはやるじゃん」


と調子に乗って肘でつついてくるのにイラついたけど、3番スタジオに着いたから、怒りを沈めた。






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