甘い甘い誘惑
彼が、校門に来なかった日、友香も彼氏と
デートだったので、ひとりで帰ることに
なった。


ちょうど、要のバイトのコンビニを過ぎようと
した時、コンビニの自動ドアが開き、中から、
コンビニの制服のまま、要が出てきた。


「もう、終わりだから、待ってて。」

と言って、私の返事を聞かず、また店に

入って行ってしまう。

『超、勝手過ぎ!』

とそんなことを思っていると、ほどなくして、
私服姿の要が、店からコンビニの袋を持って
出てきた。
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