一途な彼は俺様モンスター
こんな小さい子が、こんなことを思うなんて…

人間と違って、モンスターは生きてきた環境が違いすぎるってことだよね…





「だから空翔様のためなら、ボクはなんだってします!ずっと死ぬまで、空翔様のそばにいたいんデス!」

「・・・・」


私、恥ずかしいな…

バネちゃんよりも、年上なのに…こんなしっかりしてないよ…





「浅海様は…全然覚えてないんですか?」

「えっ…」


少し気まずそうにうつむきながら、バネちゃんは言った。






「空翔様のこと…少しも覚えてないですか…?」


!




空翔さんの…こと…?


バネちゃんの顔は、真剣だった…





「ごめんなさい…覚えてないの…」

「…仕方ないですよ。記憶を消されているんですから…」



そうだ。

私の記憶は、消されてるんだ…


消されてるだけじゃない。

すり替えられてる…






「早く思い出して欲しいデス…そしたら…」

「?」

「空翔様が幸せになれるから」


!




バネちゃんは…

なんのことを言ってるんだろう…


全然わからない。



でも…

何でだろう…



私も早く記憶を取り戻したいの…


無性に、そう思った…







ガチャ…



!




すると、部屋のドアが開いた。

とっさに、ビクッと驚いてしまう…





「空翔様!」


あ…



部屋に入ってきたのは、空翔さんだった。


空翔さんは汗をかいていて、すごく暑そうだった…
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