愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
「その口、針で縫い付けるわよ!」 

 私が怒って持っていたバインダーで誉を叩こうとすると、奴は私の手を簡単に掴んで軽く口づけた。

「針で縫い付けるより、瑠璃の口で塞ぐ方が有効的だと思うよ。悪い。やっぱ我慢できなくてしちゃった」  

「・・・・」 

 全然悪いと思ってないくせに。

 何がしちゃったよ。

 あんたが言っても可愛くない。

 誰かこの質の悪い悪魔、退治して下さい! 

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