愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
「今日からうちのボスたちの秘書と庶務をやってくれる早瀬瑠璃さんだよ。瑠璃さん、この無愛想な男は一ノ瀬颯。その後ろにいるのが室長の西島誠二さん」
「室長の西島だ。総務部長からどう聞いてるかは知らないが、早瀬さんは、室長代理の有栖川誉だけを担当してくれればいい。僕にアシスタントは必要ないから」
室長の西島誠二の第一印象は冷酷で有能な男。
顔が整っているだけに、彼の声は冷たさを増す。
どうやら私は西島さんには歓迎されていないらしい。
だが、そんなことは今はどうでもいい。
「有栖川・・・誉」
その名前を聞いて思わず呟く。
まずい・・・非常にまずい。
有栖川誉なんてそうある名前じゃない。
絶対に奴だ。
何で日本にいるの?
有栖川誉は、私の幼なじみだ。
「室長の西島だ。総務部長からどう聞いてるかは知らないが、早瀬さんは、室長代理の有栖川誉だけを担当してくれればいい。僕にアシスタントは必要ないから」
室長の西島誠二の第一印象は冷酷で有能な男。
顔が整っているだけに、彼の声は冷たさを増す。
どうやら私は西島さんには歓迎されていないらしい。
だが、そんなことは今はどうでもいい。
「有栖川・・・誉」
その名前を聞いて思わず呟く。
まずい・・・非常にまずい。
有栖川誉なんてそうある名前じゃない。
絶対に奴だ。
何で日本にいるの?
有栖川誉は、私の幼なじみだ。