愛しい君~イジワル御曹司は派遣秘書を貪りたい~
 顔にぼっと火がついたみたいに赤くなるのがわかる。

 それを見た西島さんが、一ノ瀬くんの質問に冷淡に答えた。

「馬鹿だろ、一ノ瀬。お前も彼女がいるなら察しろよ」

「ああ。・・・なるほど」

 一ノ瀬くんもなぜか赤くなり、それ以上突っ込んだ質問はしなかった。

 穴があったら是非とも入りたい。

 もう、みんな仕事しようよ!

 でも、誉がさらに追い討ちをかける発言をした。

「これは俺の勲章かな。昨日の瑠璃は可愛かった」

 誉は私に向かってにんまり笑う。

 その顔は凄く満足気だ。

「誉のスケベ!地獄へ落ちろ!」

 私がうろたえる姿を楽しんでるのか、奴は声に出して笑っていた。

 誉なんて最低!
< 97 / 181 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop