大っ嫌いなアイツに恋をした。
どうしてこんなに幼児に出会う率が高いんだろうと思っていたらこの近くには幼稚園があった。
って、今はそんなことどうでもよくて…さっきの…
「いいだろ〜。ガキのお前らには10年早ぇよ」
橘は小さい子達の頭を優しく撫でて笑う。
何だかその顔が驚くほど優しくて胸がキューっとした。
あんたも無邪気に笑うんだ…
なんか……可愛い…だなんて
「ねぇ、もうチューしないの〜?」
はっ?
「なに?そんなに見たいの?しょうがねぇな〜一回だけだそ?」
何が一回だけだ?
ふざけんなっ!
というか、最近の子供はどうして恥ずかしげもなくそんな言葉を…!
あたしは橘の腕を思い切り引っ張って子供たちから逃げるようにして連れて行った。