大っ嫌いなアイツに恋をした。
「そういえば今日七夕だよね〜中庭の笹にお願い書いて吊るすとお願い叶うってここの学校のジンクスらしいよ」
すっかり勉強なんて飽きてしまったのか愛美は窓から中庭を指した。
お願いか…
成績をあげてください…とか
「どーせお前成績あがりますように、とかだろ。願う暇あれば勉強しろ、バカ」
橘は嘲笑うようにそう言う。
む、ムカつく…っ
「んなわけないでしょ!じゃあ橘は何お願いすんのっ!」
「お願いとかガキかよダッセ。俺は自分で何でも叶えられっからそんなもんいらねぇんだよ」
勝ち誇ったように嫌味なほど笑顔で笑う橘にフツフツと怒りが募る。
……殴ってもいいですか?
拳をギュッと握りしめたとき宮村がいきなり笑い出した。