大っ嫌いなアイツに恋をした。
「変態〜!!イヤー!!!」
こんなヤツに身体を差し出せだって?
ふざけんじゃないわよっ!!
「うるせ!何変な妄想してんだよっ!バカっ!」
慌てるあたしの頬をつねる。
「お前の1日をくれって言ってんの。」
……は?
「来週の日曜、俺とデートしろって言ってんだよ…!」
「……え?」
橘とデート?なぜ?
「言っとくけど、お前には拒否権ねぇから。」
顔をそらして言う橘はなんだか頬が赤い気がした。