呪い屋〜呪われし幽霊少女〜
呪いの始まり

自分の力で人を呪えると言ったらお前はどうする?

もう存在するはずのない世界。

自分から去ったはずの世界…

私は、こいつの問いかけに、

私のことをあざ笑った奴ら全員を呪ってやるんだ。

そう言った。

初めての本音…

なんて清々しいんだろう…

これで、思いっきり空気を吸えたら、どんなに幸せだっただろう…

目の前にいる誰かを、恨みをこめて見る。


そいつが初めて…

私を解放してくれた。

そして。

私を2度と出ることのできない檻に閉じ込めたんだ。
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