いちごみるく
誕生日
『先生今いくつー?』
由衣と2人でいつもテスト前になると数学教科室に来る。
数学科の先生方は、生徒をつけ放したりはしない。
『お前なぁ、先生に【いくつ】はないだろ~』
『いいからっ!いくつ?』
由衣は、【村ちゃん】と皆に呼ばれる、中等部の先生に話しかけている。
『2月6日で28。』
村ちゃんがカレンダーを指差す。
カレンダーは2月。
指差した日付は今日。
『今日じゃん!!!』
『うん。そう。』
村ちゃん先生は、いつも笑顔。
優しくて、おもしろくて…
女子高育ちの私たちにとっては、アイドルみたいな存在。
『由衣ね優しいから、村ちゃんにプレゼントをあげます!』
すると由衣は、村ちゃん先生の机から真っ白な紙をとって、ハート型に折った。
ピンクのペンで
【おめでとう】と書き、村ちゃん先生の机の上においた。
『大事にしてよね♪』
『おう。ありがと。』
由衣は、トイレに行ってくるーと叫び元気に教科室を出ていった。
由衣と2人でいつもテスト前になると数学教科室に来る。
数学科の先生方は、生徒をつけ放したりはしない。
『お前なぁ、先生に【いくつ】はないだろ~』
『いいからっ!いくつ?』
由衣は、【村ちゃん】と皆に呼ばれる、中等部の先生に話しかけている。
『2月6日で28。』
村ちゃんがカレンダーを指差す。
カレンダーは2月。
指差した日付は今日。
『今日じゃん!!!』
『うん。そう。』
村ちゃん先生は、いつも笑顔。
優しくて、おもしろくて…
女子高育ちの私たちにとっては、アイドルみたいな存在。
『由衣ね優しいから、村ちゃんにプレゼントをあげます!』
すると由衣は、村ちゃん先生の机から真っ白な紙をとって、ハート型に折った。
ピンクのペンで
【おめでとう】と書き、村ちゃん先生の机の上においた。
『大事にしてよね♪』
『おう。ありがと。』
由衣は、トイレに行ってくるーと叫び元気に教科室を出ていった。