俺様ヤンキー君と秘密の関係
そう思ってはみるものの、やっぱり気になっちゃって。
「集中しろっつってんだろ?」
「あ、ご、ごめん……!」
痺れを切らしたのか、いつまでもちら見するわたしに、さすがの一条君も呆れ顔。
ヤバイよ〜!
絶対、変な奴だって思われてるよね。
っていうか、これじゃあわたしの気持ちバレバレなんじゃ……?
そんなことを考えていると、余計に集中出来なくて頭がパンクしそうだった。
だけど、それでもなんとか必死になって問題を解いたわたしは、終わった頃にはグッタリ疲れ切ってしまっていた。