俺様ヤンキー君と秘密の関係
ゆっくり顔を上げると、そこにはイタズラな笑みを浮かべて微笑む一条君がいた。
色気を含んだ瞳に艶のある唇。
きめ細かい綺麗な肌。
至近距離で微笑まれたせいか、その魅惑的な笑顔にドキドキする。
「高梨、だっけ?」
「あ、はいっ!高梨 琉羽です」
「琉羽、ね」
「あ、は、はい」
「敬語はやめろ」
「えっ?……で、でもそんな急には」
怖すぎてタメ語でなんて話せないよー。
「なんでもするっつっただろ?」
「…………」