俺様ヤンキー君と秘密の関係


ゆっくり顔を上げると、そこにはイタズラな笑みを浮かべて微笑む一条君がいた。



色気を含んだ瞳に艶のある唇。


きめ細かい綺麗な肌。


至近距離で微笑まれたせいか、その魅惑的な笑顔にドキドキする。



「高梨、だっけ?」



「あ、はいっ!高梨 琉羽です」



「琉羽、ね」



「あ、は、はい」



「敬語はやめろ」



「えっ?……で、でもそんな急には」



怖すぎてタメ語でなんて話せないよー。



「なんでもするっつっただろ?」



「…………」


< 55 / 340 >

この作品をシェア

pagetop