星屑

「イメージ」

「…え?辞めるって、」


ある午後の昼下がり。
合唱部の部長の私―坂本星はピンチに晒されていた。

「ごめんなさい、他にやりたい部活があって…」

「そっかぁ、頑張って!」
「はい!」



後輩が走り去った後の廊下は妙にしずかだ。


「あーあ、また、か…」

今月に入ってもう何人目だろうか。

すでに多くの一年生が辞めてしまっている。
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