大神さんと狼くん





–––––––––––––––…




屋上のドアへ手を伸ばした時
1限目開始のチャイムが鳴った。





ん…?誰か寝てる……?

でもその人はスマホをいじってて



近づいてみると……



「洸?」




「茉昼?どうした?こんな時間に。」



洸でした。






「ちょっと…ね。風にあたろうと思って。」




「こんな寒いのに?…顔色悪いけど?」



「え…あ、大丈夫…」



「俺の目みて言え。」



「……」



「保健室行くぞ。」



「やだっ…!」



「…このままじゃ辛いだろ?」






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