JOKER
あたしは手にしてタブレット、脇に置く。


「何」


そして、銀司に問う。


銀司は少しあたしと距離を取り、近くの椅子に腰を掛ける。


「あぁ、、、特に用って言う、用はねぇんだけど、、、」


何とも、歯切れの悪い返事を返してくる。


「言いたいことがあるなら、ハッキリ言って」


銀司は何かを吹っ切るように、ため息を1つ溢した。


そして、真っ直ぐとあたしのことを見据える。


「本当に、お前が龍王に奇襲なんて、、、掛けたのか」


銀司は柊からでも、聞いたのだろう。


その問いに、、、


「だったら?」


そう、あたしは平然と答えた。


「お前の復讐の相手は、龍王だったのか」


銀司は眉を細め、睨みつけるような瞳で、あたしのことを見てくる。

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