私の彼氏はおデブさん
金曜日の放課後キスした後、玉川君は顔を話すと言った。





『口止め料、ね。優希には真弥の事黙ってて』



『口止め料……?ていうか、口止め料になってなくない?私キスされても嬉しくなくない?』



『え。じゃあもう一回する?』






方針状態の私に真顔でまたキスしてこようとする玉川君の顎を、慌てながら強く両手で抑える。









『何でそうなるの!?』






……本気で、玉川君が何を考えているのか分からない。



悪人とか映画で出てくるけど、正しく玉川君が当てはまる。



平気そうに笑っちゃってるし。








『ははは、じゃあ優希に真弥の事言わないでくれる?俺とキスするの嫌なんでしょ?言ったら今度は舌入れるよ』







舌って……冗談じゃない……。
< 137 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop