アイ ラブ ミュージック
中学の頃はバスケ部に入っていたけど
練習ばっかりの割に
大会では初戦敗退。
楽しい思い出はあまりなかったし
休みもなかったので
部活なんてもう入るものじゃない
と思っていた。
「ミーナはどこの部活みたいー?
ちなみにあたしは
軽音楽部行きたいんだけど、
どうかなー?」
カナはパックのイチゴミルクを飲んで
ひとくちどう?
といわんばかりに
ストローの先をこちらに向けてくる。
「軽音楽部?
バンドとかそーゆーやつだよね?
いってみようかなー。」
イチゴミルクなんて甘ったるいもの
飲めたものじゃないので
軽く押し返した。
「本当ー?じゃぁ決まりだね!!」
カナはイチゴミルクを飲み干して
それをゴミ箱に捨てた。