ナルシスト彼氏。
・・・・・ドサッ




ん?



ドサッ?!



あと少しで校門という所なんだけど、今、あたしの右で何か鈍い音が・・・





恐る恐る顔を右に向けると・・・




『たっ・・・助けてください~』





二つ結びをしているせいか幼い印象を受ける女の子がふつーにこけていた。





へ?



助けを呼んだのはあたしなんですけど・・・





ってのはひとまず置いといて・・・・・、





何でこんなトコで人がこけてるの?



怪訝な顔をしながらも一応手を差し出すあたし。





見た感じ・・・後輩・・・だよね?




あたしの手を借り立ち上がった女の子は、パンパンと砂を払った。





『えと、ありがとうございましたっ!!』



うわ~



太陽みたいな笑顔だなー。



とあたしにしては珍しい非現実的発言。
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