幸せにしてあげたい





観覧車に乗ると私が一番聞きたかったことを聞いてみた。




「あのさ、やなは美穂のこと好き?」




「えっ、もちろん好きだよ!」


当たり前じゃんという感じで返事が返ってきた。



「そっか...」



私はやなに聞こえない小さな声でつぶやいた。



「急にどうしたの?」



「ううん、なんでもないよ。気にしないで...」




「じゃあ逆に美穂は俺のこと好き?」




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