恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
君だけ


私は、暗闇にいた。

死んだんだ。


「あー、だるい。」


【だらしないわねぇー。】



いつもの声....

でも、今は懐かしい声。


「マジ、誰なのさ。」


【なに、まだおもいださないの!?】


「ストップ!!


すごく身近で
すごく懐かしくて
すごく優しい....

こんなの、一人しかいないじゃん。

今まで助けてくれてありがとう。
お母さん。」
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