恋龍伝 〜不思議な猫と闇の国〜
『ご飯すっごく
おいしかったですよ!
っていうか
今日こそは宮殿にいきましょーよ!』
璃稀さんがほっぺを
ふくらませながら言う。
『やかましいわ。
そうじゃな、宮殿に向かおうか。』
一喝したあと 同意する安曇。
「宮殿っ!!!
はやくいきたーい!
今日も烏さんたち?」
『たこのこの里から
よんでおこうかの。』
安曇が そういって
口をパクパクすると
遠くの方からバサバサっと
羽の音がきこえた。