恋愛奮闘記



それから二週間位たった朝、
起きて携帯を見たらメールが届いていた。



誰からか確認して、心臓が跳ねる。



馬鹿みてぇ、俺。中学生かよ。

思っていたよりずっと、彼女に惹かれているのだと知る。




どんな気持ちで送ってくれたんだろう。
俺と同じ気持ちだったら…

いや、そんな訳ないか。

彼女は美容師だ。
客を次に繋げるためのただのセールストークみたいなものなのかも知れない。


そんな事しそうなタイプではないだろうと思いつつ、過度な期待をしないように自惚れにブレーキをかける。





考えて考えて、メールを返信する。






これから2人の、
なんとも不器用な関係が始まるのであった。





< 38 / 200 >

この作品をシェア

pagetop