【完結】ホイクメン!
「お互い敬語を止めませんか?

これから一緒に仕事をしていく上で、きっとその方が気楽だと思うんスけど。」




「敬語を・・・止める!?」




「はい。

もし優香先生が気にならないなら、プライベートでは名前も呼び捨てしてもらっても結構です。」




敬語を使う事で感じる隔たり。


それは“先輩”と“後輩”という関係を明確にし、一定の距離を保つという意味合いもあったはず。




しかし、そのストッパーがなくなれば・・・。




「いいんですか・・・?」




この提案はただの気遣いなのか、それとも彼の本当の気持ちなのか・・・?


真意はわからないけど、少しでも彼との距離が近付くと思えば悪い事ではない。
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