【完結】ホイクメン!
「いやぁ、問題ねぇよ?

濡れれば風呂に入って温まればいい。」




信明はTシャツを着用し、寝室のハンガーに掛けてあったジャケットを羽織った。




Tシャツとジーンス、それにジャケットを羽織っただけのラフなスタイルなのに。


1つ1つのアイテムがオシャレだから、よく見る格好のはずなのにとてもハイセンスに映る。




「じゃ、帰るね。

オムライスご馳走様。」




信明は靴を履き、肩から下げているバッグを弄り自転車のキーの在り処を確認した。




玄関に出て彼を見送る私。


帰宅しようとする彼の後姿を眺めていると、とてつもない切なさと寂しさが襲い掛かってくる。
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