天国へ行く君と
出逢い
高校1年生の夏のこと……



やっとテストが終わった(/´△`\)

「うっひょー、だりぃ~。竜ちゃんどーだったー?」

「え、いや、まあ、いつも通りかなー。」

いつも通り、俺にとっていつも通りとは、平均点±2点だ。

身長は170ちょい。
部活はサッカー部。
見た目は平均。
知能も平均。
あ、名前は、佐々木竜(ささきりゅう)ね。

……まさに、平均である。

唯一、俺が人と違うことは

「ねー!竜ちゃんさー、夏休み予定入ってるの?(笑)もち、彼女っとねー(笑)」

……んな訳ないじゃん(笑)
…俺の唯一の平均との違いは、あまりにモテない事なのだ。
そう、あまりにモテないのだ……。
俺に予定などない。

「…………」

「……ねー、竜ちゃんさ、もう、夢見るのやめない?(笑)」

「んなこと言ったって、好きになっちゃうし。」

「可愛い子ばっか狙ってんじゃねーよ(笑)平均なら彼女も平均にしとけ(笑)」

そう、俺は、あまりに可愛い子を狙いすぎてしまうのだ……!!
中学の頃は、剣道部部長で生徒会会長の美人に恋をし、見事に振られ、今では、学年一美人の高倉美鈴(たかくらみすず)さんに恋をしている。
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