我が家で毎日起きること
昔から、お化けとか物凄く怖かったナイーブな私。

3児の母となった今でも、深夜2時にトイレに行くのは若干躊躇うかわいい一面を持ち合わせています。

まーね、お化けより人が怖いと思う今日この頃ではあります。

ばっと開けたドアの向こうに、お化けか見知らぬおっさんかどっちかいると想像して、そこにおっさんがいたときの戦慄といったら…

怖い怖い。

例え人の良さそうなおっさんでも死ぬほど怖い。
だったらペラーッと薄いお化けの方が驚くけど実害がない。

まーそれは良いとして。

そんな状態の私、昨日の夜中ふと目が覚めたら、ぞぞぞっとしまして。

なんかね…

隣の部屋から変な音がするの。

キィキィ、かさかさかさ、キィキィ…

もうね、微かな音ではあるけれど、絶対気のせいじゃない。

泣き声?

それとも、泥棒が窓を開けようとしてる??

…下手に動いたら殺される!!!

恐怖で眠気は完全に覚め、頭の中でぐるぐるシュミレーション。

私は、あじゅとおーちゃんを小脇に抱えて外に逃げるとして、2階にいるパパといーさんにはどうやって伝える…??

今からそっとライン?

いやいや、超光るからバレる!!

よーく耳を澄ますと、音はどうやら既に部屋の中からしてる。

泥棒が部屋を物色中なのかな…?

大したものないから、無駄よーーーーっ!!!

とにかく怖い。

やっぱり、お化けより人の方が、怖い。

泣きそうになりながら、でも、気がついたら寝てしまうという駄目な私。




翌朝。

恐る恐る隣のリビングに行き、様子を見ると…


部屋の隅には、

カブトムシ!!!

そーねそーね、昨日あじゅが友達からつがいで貰ってほくほくしてたっけね。

超怖かった。

渾身の、

「お前かーーーーーい!」

やってみました。
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