気がつけばいつも、キミだけを。




ドキドキしながら校門を出る。





「あっ!」





つもりだったのに、岩田くんの声が聞こえて振り返る。







「んー?」



「やっぱ今日な!」





一瞬なんのことか分かんなかったけど、すぐに記念日のことだと理解する。








「おっけー!
また明日ね~」




返事をして再び歩き出す。





今日から私と岩田くんの関係は恋人に変わった。








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