気がつけばいつも、キミだけを。





付き合い始めて、初めての挨拶。




心臓は飛び出そうなほど、ドキドキと鳴っている。





ドキドキする胸を押さえ、恥ずかしくなってきたから少しだけ俯く。









「……はよ」



「え……」





挨拶を返してはくれたけど、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声でボソッと呟いただけ。



いつもは普通に返してくれるのに。





驚いて顔を上げてみても、もう私に背中を向けていた。







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