気がつけばいつも、キミだけを。

戸惑う心








信じていいのかな?



正直、信じるのは怖い。





あれは嘘なのかもしれない。


私を弄んでいるだけかも。





今さら遅いよ。



私がどれだけ傷ついて泣いたと思ってるの?


なのに、そんな今さら……。







教室を飛び出した私はトイレの個室に入って、さっきの一連の出来事を思い出す。



あの真剣な目はやっぱ本気?


いや、演技かもしれない。





そんな演技力が彼にある……?



頭の中で自問自答を繰り返す。







< 343 / 391 >

この作品をシェア

pagetop