片想いから途中下車
「ユウマくんどうしてここに?」


両手で顔を抑えながらそう、呟く。


恥ずかしすぎて直視できない。


「あー、そうそう、アクエリが来ないって言われて」


ユウマくんが来た原因作ってんの私じゃん……。


「すみません……コップが見つかんなくて」


ユウマくんに謝り、コップ探し再開。


ユウマくんに迷惑かけるなんてとんでもない。


一応、もうかけてるけどさ。


「コップー? ……これじゃん?」


そう言いながら、後ろから私の顔の横に伸びてきた手。


そんなのにも少しドキッとしてしまう。


「って、あったっ!」


「あー、あれだね。 近いものがなんでか見えない原理」


といって、フッと笑う。


あ、それですね。
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