秘密が始まっちゃいました。
「羽田さつきです。荒神さんのことでお話があります。荒神さんといますので、今から新宿まで来ていただけますか?」


めっちゃくちゃドスの効いた声で、羽田さつき女史は言った。

きっと、私にとってすんごいマズイことが起こったのだ。
ド修羅場一丁いただきましたー。


「ハイ……、ほんの一時間ほどお待ちいただけますか?」


私にこう答える以外、何ができるだろう。





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