秘密が始まっちゃいました。
キスはあっという間に激しさを増していく。
荒神さんが私の後頭部を支え、体重をかけてくる。
私は彼の首に腕を巻き付け、背中からソファに沈んだ。


「このまま、ここでいい?」


荒神さんが私を見下ろして問う。
私は赤い彼の目元にキスをして答えた。


「薫さんのお好きなように」



社内ナンバーワンの抱かれたい男・荒神薫。

でも、私にとっては違う。

泣き虫で放っておけなくて、困った問題児だけど魅力的で、私をドキドキさせてくれるとびっきりの男。
それが私の恋人・荒神薫。

あなたは私の世界で一番抱きたい男。






<了>






*****

お読みいただきありがとうございました!
本編はここまでとなります。


2014.9.5
砂川雨路
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