Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
一瞬、思考がフリーズした。



なんで知ってんだ!?
まさか…

いや、ナオが言うワケねぇ!


テンパってナオを見ると、
ナオは驚いた顔でそのコを見てた。



「ユヅキ?ソープ?

芽美ちゃん、なんかまた勘違いだな!
咲陽は、俺の会社の事務してんだ」


「そーなの!?

でも、間違いないよ!
うちの会社のヒトが言ってたもん…
夕月ちゃんの指名客やってたって!」



確かめるように振り向いたセージが視界に入ったけど…

アタシは困惑したまま、気まずくてセージの顔が見れなかった。



「NO.1で凄かったらし〜ねッ?
めっちゃインランで、なんでもシてくれるってゆってたよ!

けど、ヤバくない!?

誠治さんの会社で、クライアントとかにバレたら、信用なくすんじゃない!?」



アタシに敵意があるかのよーに、追い討ちをかけるそのオンナ…



バカにされてもしょーがない…

自分がして来た事だし…

でも…



ナオの前で…
セージの前で…



そんな事 言われんのはツライ。


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