Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
希望
今回の事で、二つ答えに辿り着いた。

アタシはまだ、ナオから大事に想われてる。
そして…



ナオにはもう関わんない。



嫉妬は人を狂わせる…

モモの事は、他人事じゃないんだ。


いつ自分に、自分の大切な人に起こりうるかわかんない。


アタシはその被害からナオを守りたい。



そしてマユキの事も…


「話があるんだ…」

日曜日、セージには昼過ぎのデートをお願いして、マユキと向き合った。



「それで?…」

モモの話を聞いたマユキは、何が言いたいの?って顔をした。


「マユキの気持ち、それなりには解ってるつもりだ…
今のアタシもそうだから…

だけどさ…

やっぱり不倫はやめて欲しい」


「…

あたしがモモみたいになるとでも?
だったら、それも運命なんじゃない?」

強い視線をぶつけてくる。


「…そーだな。

けど運命って自分次第で変えられんじゃないのか?

アタシはマユキの事が大事なんだ!
マユキが傷付くのも、居なくなんのもイヤなんだ!」


「…

自己中ね。
アンタのために、自分の気持ち犠牲にしろって?」


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