Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
怖い
誠工業の専務に休みの連絡を入れた。
理由はリュウのシナリオ通りで…



新幹線の中…

セージからの着信が、10件20件と増えて…
恐怖にも似た不安が押し寄せる。


リュウのアドバイスは的確だと思った。
家にいたら、恐怖でテンパったかも…



セージを救いたい…
そう思ってたハズなのに、
逃げたような状況が恐怖心を呼び起こす。



早くマユキに会いたい!



不安に押しつぶされそうな心の救いを、
マユキに求めてた。





突然"昼休みに会いたい"って、
こんな平日に押しかけてきたアタシに異常を感じたのか…


「どーしたの!?

とにかく、このあと休みにしてもらったから、ゆっくり話聞くよ…」


トモの事務所に着いたアタシに、時間を作ってくれた。


「ありがとマユキ…

ごめんトモ…」

ちょうど事務所に居たトモに謝った。


「あ?気にしてんなキメぇから。
今日は俺 現場じゃねぇし、問題ねぇよ」


二人の気遣いが、嬉しい…



「ここ(事務所)使ってもいーけど…
どーする咲陽?場所変える?」


「…ここ、いーかな…?」

トモなら、聞かれてもいっか…


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