Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
そんなアタシを、意味深にジッと見つめるハル。


「…なんだよ?」

「あ、いや…

なんでサヤオなんだ?」


取って付けたよーな質問に、トモが答えた。

「俺がつけた。
男口調で生意気だからな。

俺にそんな口聞くのは、コイツぐれぇだぞ」


ハルは苦笑い…


「周りのレディースとかのが、口悪ィだろ!」

「バカか?
そーゆーヤツらん方が、ちゃんと俺を立てっぞ?」


別に立てる義理ねーもん…


「いや、更に上手が居たな!」

トモは優しい顔で笑った。


マユキの事か…確かにな。





ハルからの荷物を積み終えると…

「じゃあ智さん、…咲陽、また明日」

そう言ってハルは立ち去った。



また明日って…
ハルもパーティに来んのか!?


アタシも参加する事になってるから…


なんか複雑だ!


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