Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
バササッバサッ!


持っていた資料を落として…



ナオは、ものすごく驚いた顔で…




アタシを見つめた。







時が止まったみたく…


見つめ合うアタシ達に…



周りの状況を考えてか、

「あ〜ワルい、変な束ね方してたな」

と、セージさんは資料を拾い始めた。


ハッとしたナオも、

「あぁ、すいません…」

と、一緒に拾った。



そして拾い終わると、
視線を落としたまま、横に流して…

「すいません、オレ飲み会は…」

と、気まずそうな顔のナオ。




なんだよ…それ…



そんな顔すんなよ…





アタシの事、迷惑なのか…?








ヤバイ…



泣きそうだ…





「あ、瀬戸さん!
俺の部屋(社長室)から、デスクにある手帳持って来て!」

「え…?

あ…ハイ」




助かった…


つか、助けてくれたのか?



「とにかく 尚、強制参加だかんな!」


社長室に向かいながら、そう聞こえた。


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