言えなかったILOVEYOU

「おはよ-」

広樹はそう言いながら
美衣に近づいてきた。

「…おはよ」

なんで.この人…
急に馴れ馴れしく
なったの!?
去年はあんま喋った
こともなかったのに。

それから.学校に
着くまでの間
美衣と広樹は他愛も
ない話をしながら
2人並んで…
登校した。

「ねぇ・美衣って何部だっけ‐??」

呼び捨てかい…
まあいいか‐
「ん-??吹奏楽部だよ∀」
「へぇ〜。」

「うん(@_@)」

…沈黙。
少したってから
広樹が
「俺の部活は聞かないの??」
「え。だって知ってるし」
「知ってたんだ〜。俺は美衣のコト全然知らないなぁ。」

全然喋ったコトなかったけど…部活も知らなかったのかよっ!!

あ…学校着いちゃった。

もう少し話したかったな…
広樹は
「またね★」
と言って美衣の頭を
手でポンっとして
部室のほうへ歩いて
行った。
< 8 / 13 >

この作品をシェア

pagetop