言えなかったILOVEYOU
「おはよ-」
広樹はそう言いながら
美衣に近づいてきた。
「…おはよ」
なんで.この人…
急に馴れ馴れしく
なったの!?
去年はあんま喋った
こともなかったのに。
それから.学校に
着くまでの間
美衣と広樹は他愛も
ない話をしながら
2人並んで…
登校した。
「ねぇ・美衣って何部だっけ‐??」
呼び捨てかい…
まあいいか‐
「ん-??吹奏楽部だよ∀」
「へぇ〜。」
「うん(@_@)」
…沈黙。
少したってから
広樹が
「俺の部活は聞かないの??」
「え。だって知ってるし」
「知ってたんだ〜。俺は美衣のコト全然知らないなぁ。」
全然喋ったコトなかったけど…部活も知らなかったのかよっ!!
あ…学校着いちゃった。
もう少し話したかったな…
広樹は
「またね★」
と言って美衣の頭を
手でポンっとして
部室のほうへ歩いて
行った。