理論と刀と恋の関係。
。₀:*゚✲゚*:₀。




正直、驚きました。



まさか足1本で3人の浪士を追い払ってしまうなんて。



…ますます怪しいですね。



取り敢えず、屯所まで一緒に来てもらわなければ。



彼女に近づこうとしたら、僕より先に彼女に話しかけている男がいた。



面倒くさいことになるのも嫌だから、少し待つことにする。



相手の男が大きな声で喋るからか、2人の会話が聞こえてきた。



「…いいぜよ!それで…」



…ぜよ?



!!あれは土佐弁…ということは、あの男、土佐藩の者では!



僕は思わず声をかけた。



「そこのあなた、もしかして土佐藩の__!」



方ではないですか?と続けようとしたとき、その男は連れに腕を引かれ、逃げようとした。



僕も急いで後ろに控えている隊士3人に声をかける。



隊士たちが男2人を追い、走っていった。



が、あの男2人も速い。



相当な手練だな…あれは撒かれてしまうでしょうね。



あ、無意識に声に出していたようです。



僕に背を向けて立っていた女の人の肩がぴくっと跳ねる。



振り返った彼女に、にこり、笑う。



…きっと冷たい笑みになっているんでしょうけど。



とにかく、この人だけでも屯所に連れて帰らないと。



そう思って、僕は彼女に言った。



「さて、あなたは僕と一緒に来てもらいます」
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