太陽のあいつ《完結》

俺たちのクリスマス

ん????

ここは??


気が付いたときは、
ベッドの上で寝ていた。


そして、
となりで寝息を立てている
アツシの姿があった。


あ…
俺、酔って寝ちゃったんだ…。


みんなが踊り始めたところから
記憶がなくなっている。


静かな部屋で
冷蔵庫の音だけが
小さく響いていた。



アツシ…



俺はアツシの頭を
軽く撫でる。


気持ち良さそうに
寝ているアツシを見ていると、
どんどん目頭が熱くなった。


さっきまで寝ていたせいか??
いや…違う。


明日、
アツシと離れちゃうのが辛いんだ。



アツシの寝顔を
こうやって見ることも、
しばらく出来ないんだね。



アツシ…。
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