心も、とろけるほど愛して



目立たないようにって酒井さんの計らいで、こんな地味な場所に来た訳だけど本当に暇なの。



別に、この部署がイヤだって訳じゃないけど、受付で、お客様を見つめ頭を下げるのが気に入っていた。



友達の美菜は、今も受付で笑みを振りまいている。




・・・暇



両手をフルに使いPCをカタカタと鳴らす。



「七瀬、ちょっといいか?」
「は、はい...」



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