《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜

幸せな時間

真冬のある日―――



英美は市民病院の一室にいた。

生まれたばかりの女の赤ちゃんを抱いて…

その隣には、目を細め涙を浮かべた弘樹の姿がある。



一日前に英美は元気な女の子を出産した。



出産に伴う陣痛。

それは今まで生きてきた中で、経験したことのない痛み。

それに耐える英美の傍らで、弘樹は手を取り、励まし続ける。



そして、無事に女の子が生まれた。

痛みで意識が遠退く中、感動という言葉では言い表わせないぐらい、大きな宝物を二人は手にした。
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